がんサバイバー みやママ

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初めまして。
管理人のKOです。
生まれて初めてブログを始めることにしました。
きっかけは,今年の2月9日に亡くなった母の思いです。

母は生前,「YouTube」をしたいと私に相談をしにきました。
それは,「がんと向き合う姿を通して,金光教のことを広く伝えたい」という思いからでした。

母は,約3年前の夏に「肺腺がんステージⅣ」と診断されました。
わたしたち家族も,母ががんであることを知り,金光教の信心を通して完治のおかげを頂こうという思いで必死でした。

私は,2年前から家族とともに両親と同居を始めました。
毎日,痛みと闘いながら,苦しみ,辛い思いをしながら,それでも必死に生き抜いた母の姿を目の前で見ていました。
父は,毎日必死で,母の癌が少しでも良くなるようにと,お金を惜しむことなく,様々な治療法や食品,栄養を補給するものなどを仕入れていました。

家族みんなが,母の命が繋がることを心から願っていました。今年,年が明けてしばらくしてから癌が悪化し,2月4日に「みてね」のアプリにある私の娘の写真にコメントを残したのを最後に,麻酔療法に入りました。
だんだんと話すこともできなくなり,2月8日に回復を願いながら家族で介護させてもらおうと決め,自宅に帰りました。

しかし,結局,翌日の2月9日の早朝に亡くなりました。3人の子どもとその家族に見守られながらの最後でした。

今でも,母の呼吸が少しずつ小さくなり,少しずつ心臓が止まっていく姿は忘れられません。
「苦しみながら死んで行きたくはない。」という願い通り,静かで,穏やかな最後でした。
ちょうど金曜日で,みんなが集まりやすい週末に告別式ができるよう,息を引き取ったのは,たくさんの愛と,たくさんの幸せをくれた母の最後のプレゼントだったのかなと思います。

そして,金光教の信心も,母からもらったプレゼントです。
様々なところで,金光教の批判やよくない話を見聞きすることがあります。
そのような話が出るということは,私の知る金光教とは違う,悲しいけれど嫌な部分というか,闇の部分もあるのかもしれません。
ただ,それは「金光教全体がそうである」わけでなく,「一部,そういう方もおられる」とか「一部,そういう教会の先生もおられる」ということなのかなと思う部分もあります。
正直,私も全国の金光教の全てを知っているということはないので,私の参拝させてもらっている教会のことしかよく知りません。

母自身,金光教という宗教をはじめ,信心をすることに最初は大きな抵抗があったそうです。
そんな母が,なぜ「Youtube」を通して金光教の信心を伝えたいという思いをもつまでに至ったのか。
わたしたち家族は,金光教の信心を通して母の癌とどのように向き合ったのか?そもそも,「信心を通して」って?
そして,母と父から信心を受け継ぎ,一時は「絶対教会なんか行かない」と心に決めたこともある私が,なぜ母の思いをきっかけにこのブログを始めようと思うほど,金光教の信心をさせていただいているの?

私自身がそんな疑問と向き合いながら,このブログを通して,少しずつですが,
「わたしたち家族にとっての金光教の信心」というものが,世間の皆様に伝わり,
「あぁ,金光教ってそういう信心なんだなぁ。」という理解につながっていくことを願っています。
そして,癌と向き合う母の姿を通して,誰かの助けになれたら・・・と思っています。

母自身,同じ癌の患者さんたちとたくさん支え合っていました。
「Youtubeに癌サバイバーっていう人がおるんよ。」と嬉しそうに教えてくれました。

これから家族とともに少しずつ,母が伝えたかったことを探りながらこのブログに綴っていきたいと思います。

そして,わたしたち家族一人ひとりの信心についても,伝えていければと思っています。

最後に,母が生前「Youtubeに流したい」という思いで残していた動画を紹介します。
「たとえ,批判されたり,嫌なことを言われたりしてもいい。」という母の覚悟を胸に,細々とブログを続けていけたらと思います。

母はお花が大好きでした。春になり,庭には母が大事にしていた花たちがたくさん咲いています。

生かされて 〜金光教の信心を通して〜をもっと見る

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